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こんにちは。luxe-guitars.com 運営者のHです。
リッケン620の値段はいくらなのか、そして「弾きにくい」という評判は本当なのか——この2点を軸に検索しているプレイヤーは多い。リッケンバッカー620は、The WhoのPete Townshendやトム・ペティが愛用したことで知られるソリッドボディの名機ですが、国内での流通量が少なく、実勢価格や演奏感についての正確な情報が少ないままです。本記事では、リッケン620の値段を新品・中古・ビンテージ別に整理し、読み方・スペック・評判の真相・他モデルとの違いまで、現地で実物を触れてきたギター愛好家の視点で解説します。
- リッケン620の値段:2025年時点の新品・中古・ビンテージ相場
- リッケン620の読み方と正式名称・他モデルとの混同を防ぐ方法
- リッケン620が弾きにくいといわれる評判の正体と実態
- リッケン620と330・360の違い、どちらを選ぶべきか
リッケン620の値段と市場価格を徹底解説
リッケンバッカーの価格は国内市場での流通量の少なさと円安の影響を強く受けており、数年前から大幅に上昇しています。購入を検討する前に現在の実勢価格を正確に把握することが重要です。
リッケン620の値段:新品・中古の相場
リッケン620の値段は、2024〜2025年時点で新品定価270,000〜350,000円程度が国内流通の中心価格帯です。リッケンバッカー社の製品は基本的に米国カリフォルニア州のサンタアナ工場で一貫製造されており、ハンドクラフト的な工程が多いため量産化による値下げが行われません。そのため、ここ数年の円安局面で国内販売価格が大きく上昇しています。2020年時点では220,000〜260,000円が一般的でしたが、2024年には30〜40%ほど値上がりしたモデルも珍しくありません。
カラーによる価格差はほぼありませんが、入手難易度に違いがあります。Fireglo(ファイヤーグロウ)はオレンジ〜レッドのサンバーストで最も流通量が多く、比較的入手しやすい定番色です。Jetglo(ジェットグロウ)は艶やかなブラックで人気が高い。Mapleglo(メープルグロウ)はナチュラルカラーで木目が美しく、上品な印象を持つため国内では少量流通となっています。
中古市場では状態次第で120,000〜220,000円程度が相場です。リッケンバッカーは塗装が厚く傷が目立ちにくい反面、ネックの反りやトラスロッド調整済みかどうかが購入判断の重要ポイントになります。ビンテージ市場(1970〜80年代製)は状態によって300,000〜800,000円以上の値がつくケースもあります。特に1960年代後半〜70年代初頭の個体はコレクター需要が高い。
リッケン620の値段まとめ:新品270,000〜350,000円、中古120,000〜220,000円、70年代ビンテージ300,000円〜。円安の影響で2020年比30〜40%値上がりしているため、購入タイミングは早めが有利です。
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リッケン620の読み方と正式モデル名
「リッケン620」の読み方は「リッケンろっぴゃくにじゅう」が正式ですが、ギタリストの間では「リッケンろくにまる」「リッケン620(ろくにぜろ)」とも呼ばれます。「リッケン」はRickenbacker(リッケンバッカー)の略称として業界で広く定着しており、公式にもRickenbacker社のスタッフや販売代理店が使用する表現です。
正式なモデル名は「Rickenbacker Model 620」。「620」はモデル番号であり、リッケンバッカーのナンバリング体系では概ね「6」がエレキギター(6弦)を、「20」がソリッドボディのシリーズを示すとされています(ただし公式には厳密な命名規則は公開されていません)。なお、12弦バージョンは「Rickenbacker 620/12」と表記されます。
混同しやすいモデルとして「Rickenbacker 330」「360」があります。見た目は似ていますが、620がソリッドボディなのに対し、330・360はセミホロウ(中空構造)という根本的な違いがあります。読み方が似ているため「リッケン630」と誤記されることもありますが、630は別のモデル(デルクラシックボディのバリエーション)です。購入前にモデル番号を正確に確認することをおすすめします。
ブランド名「Rickenbacker」の発音について:英語圏では「リッケンバッカー」よりも「リッケンバッカー」(ドイツ語風)に近い発音が一般的ですが、日本では「リッケンバッカー」が定着しています。公式日本代理店もこの表記を使用しています。
リッケン620とはどんなギターか:基本スペック
リッケン620とはどんなギターか——一言で表すなら「ブリティッシュロックとアメリカンポップの中間にいる、独自のサウンドアイデンティティを持つソリッドボディギター」です。Fenderのストラトともギブソンのレスポールとも異なる第三の選択肢として、1950年代から一貫して存在感を発揮してきたモデルです。
ボディ: メイプル材を使ったダブルカッタウェイのソリッドボディ。リッケンバッカー独自のクローバーリーフ形状(4葉のクローバーを模したカットアウト)が特徴的で、見た目の個性は際立っています。ボディ厚は薄めで軽量感があり、長時間の演奏でも疲れにくい設計です。
スケール: 24.75インチ(629mm)で、ギブソンのショートスケールと同じ長さです。フェンダーの25.5インチ(648mm)と比べると弦のテンションが低く、コードプレイがしやすい傾向があります。
ピックアップ: リッケンバッカー独自の「High Gainピックアップ」を2基搭載。このピックアップは単純なシングルコイルとは異なる独特のキャラクターを持ち、鈴が鳴るような高域のクリアさとミドルレンジの独自の倍音感が特徴です。チャーリー・クリスチャンがシングルコイルを改良した設計思想を受け継いでいます。
コントロール: 2ボリューム・2トーン・5ウェイスイッチ(またはスイッチボックス)という複雑な配線で、2系統のピックアップを独立して制御したり、ステレオアウト(リックオステレオ)も可能です。この独自のコントロール系統がリッケンバッカーサウンドの幅広さを実現しています。
リッケン620のカラー別価格と入手難易度
リッケン620の値段はカラーによって大きな差はありませんが、入手難易度と市場での希少性が大きく異なります。カラーによっては注文から半年〜1年待ちになることもあるため、購入計画には余裕を持った準備が必要です。
Fireglo(ファイヤーグロウ): 620の定番中の定番。オレンジ系の基底にレッドが乗ったサンバーストで、リッケンバッカーを象徴するカラーです。流通量が最も多く、国内正規代理店(リッケンバッカージャパン)での入手も比較的容易。中古市場での流通も多いため、価格は安定しています。
Jetglo(ジェットグロウ): 艶やかな漆黒。ロック系プレイヤーに人気が高く、特に70年代〜80年代のブリティッシュロックテイストを求める層には定番の選択です。Firegloに次いで流通量がありますが、中古での美品は少ない。
Mapleglo(メープルグロウ): ナチュラルカラーで木目が透けて見える仕上げ。生産数が限られており、入手には時間がかかるケースが多い。価格は標準と同程度ながら、中古での出物が少ないため希少性があります。
その他(Midnightblue、Autumnglo等): 特定年度の限定カラーやカスタムカラーは基本的に受注生産扱いで、国内入手は非常に困難です。ビンテージ市場に出回る「Ruby(ルビー)」「Blue Boy」等のレアカラーは、状態次第で新品定価を大幅に超える値段がつくことがあります。
カラー選びのポイント:初めてのリッケンバッカー620にはFiregloをおすすめします。流通量・中古流通・将来の売却しやすさすべてで優位性があります。希少カラーは購入後の満足度は高いが流動性が低い点を考慮してください。
リッケン620が弾きにくいといわれる評判の真相
「リッケンバッカーは弾きにくい」という評判は長年にわたって繰り返されています。リッケン620の評判としてこの「弾きにくさ」が語られる背景には、いくつかの固有の設計上の特徴があります。これらを理解すれば、弾きにくさの正体と対処法が見えてきます。
原因①: 指板Rが独特
リッケンバッカーの指板Rは約10インチ(254mm)で、フェンダービンテージ(7.25インチ)より平らですがギブソン(12インチ)よりきつい設定です。この中間的なRが「どちらにも似ているが慣れるまで違和感がある」という感覚を生みます。ハイポジションのチョーキング時には音づまり(フレットアウト)が起きやすいという指摘もありますが、適切なセッティングで改善できます。
原因②: バンジョーフレット
リッケンバッカーのフレットは通常のギターより高さが低く幅が広い「バンジョーフレット」を採用しています。これが他ブランドに慣れたプレイヤーには「ポジション感が違う」と感じさせる主な原因です。指先の感触が独特で、特にベンドやビブラートの感覚が違います。
原因③: トラスロッドの独自構造
リッケンバッカーのネックは「デュアルトラスロッド」を採用しており、調整の仕方と位置が通常のギターと異なります。アフターマーケットでのリペアに対応できない店舗があり、「メンテナンスが難しい」という印象から弾きにくいという評判に繋がっているケースもあります。
結論として、リッケン620は「慣れが必要な設計」であって「欠陥」ではありません。The Who・The Byrds・Tom Pettyらが長年メインギターとして使い続けてきた事実がそれを証明しています。2〜4週間の集中的な演奏で多くのプレイヤーが「自分のギター」として体に馴染ませています。
リッケンバッカー620の魅力と選び方
620の購入を決断するために必要な情報——サウンドの本質、愛用アーティスト、他モデルとの違い——を詳しく解説します。
リッケンバッカー620のサウンドの特徴
リッケンバッカー620のサウンドは、一言で表すなら「ジャングリーでクリスタルクリアなアメリカン・トーン」です。High Gainピックアップが生む独自の倍音構造は、弦の基音に加えて鋭いアタックと独特の鈴鳴りサウンドを持っています。この音質はフェンダー系のブライトさともギブソン系の甘いミッドとも異なる第三のキャラクターです。
クリーントーンでのコードプレイは際立った存在感があります。特にFiregloに合わせたコードアルペジオの透明感は、この楽器特有の表現領域です。The Byrdsが「Mr. Tambourine Man」で確立した「ジャングリーサウンド」はリッケンバッカー特有の音質から生まれており、エフェクターを使わず生のアンプ音だけでシマリのある音を出せます。
オーバードライブとの相性も良好です。特にクランチ〜軽い歪みのセッティングでのコードカッティングはブリティッシュロック的なキャラクターが際立ち、フェンダーやギブソンとは明確に異なる音像を持ちます。ハードな歪みは比較的薄め(ミッドが独特でディストーションの中で浮きやすい)なため、リッケン620はクリーン〜軽い歪みのジャンルで最も真価を発揮します。ステレオアウト機能を活用したAB rig(2台のアンプ)セッティングも、このモデルの可能性を広げます。
リッケン620のサウンドが最も輝くジャンル:ギターポップ、パワーポップ、ブリティッシュロック、カントリーロック。重いメタル系には不向きですが、上記ジャンルでは代替不可能な音を持っています。
リッケンバッカー620を愛用するアーティスト
リッケンバッカー620を愛用するアーティストとして最も知られているのは、The WhoのPete Townshendです。彼は1960年代後半からリッケンバッカーを愛用し、ステージでギターを叩き壊すパフォーマンス(スマッシング)でリッケンバッカーの頑丈さを逆説的に証明しました。Pete Townshendが620系を使用していた事実は、このモデルの演奏耐久性への評価を高めています。
トム・ペティ(Tom Petty & The Heartbreakers)は1970〜80年代にリッケンバッカー620を中心に使用し、彼のパワーポップ的なカッティングスタイルとこのギターの相性の良さを世に示しました。ポール・ウェラー(The Jam)もリッケンバッカーをトレードマークとしており、モッズシーンでのリッケンバッカーの地位を確立しました。
国内では、ソロデビュー後のシティポップ系アーティストや、一部のインディーロックバンドがリッケン620を選択するケースがあります。ビンテージサウンドへの回帰志向が高まっている現在、620の独自性は再評価されつつあります。なお、Roger McGuinn(The Byrds)が使用したのはリッケンバッカー330の12弦版(360/12)であり、620とは別モデルです。
リッケン620の中古選びと注意点
リッケン620の中古を購入する際の最大の注意点はネック状態の確認です。リッケンバッカーのデュアルトラスロッドは調整に専門知識が必要で、過去に非対応のリペアショップで無理な調整をされた個体が存在します。試奏時には必ず開放弦からハイフレット(12フレット以上)まで全弦チェックし、音づまり(フレットアウト)がないかを確認してください。
電気系統の確認も必須です。リッケンバッカーの5ウェイスイッチは複雑な配線で、接触不良が起きやすいポイントです。全ポジション・両ボリューム・両トーンを動かしてガリノイズがないかを確認します。ステレオアウト端子の動作も確認してください。
購入先は必ずリッケンバッカーの修理経験がある楽器店を選ぶことをおすすめします。国内代理店(リッケンバッカージャパン)のサービス拠点に近い店舗、または過去にリッケンバッカーの修理実績が確認できる工房での購入が安心です。オークションでの個人購入は値段が安い反面、調整・修理費がかかるリスクを織り込む必要があります。リッケンバッカー関連商品(Amazon)
リッケン620と330・360の違いを比較
リッケン620と330・360は外見が似ているため混同されがちですが、ボディ構造とサウンドキャラクターが根本的に異なります。620を選ぶか330/360を選ぶかは、求めるサウンドの方向性次第です。
Rickenbacker 620(ソリッドボディ): メイプルのソリッドボディのため、サスティーンが長く輪郭のはっきりしたサウンドです。ライブでのフィードバックコントロールがしやすく、大音量での演奏に向いています。ボディ厚は薄めで軽量感があります。
Rickenbacker 330(セミホロウ): ボディに空洞があるセミアコースティック構造で、620より温かみのあるトーンと豊かな共鳴を持ちます。クリーントーンでの表情が豊かで、ジャズ〜ポップ向けの演奏に向いています。ただし大音量ではフィードバックしやすい。
Rickenbacker 360: 330のデラックスバージョン。バインディング装飾が増え、ルックスの高級感が増します。サウンドキャラクターは330と近いですが、木材や塗装の仕様が一部異なります。値段は330より2〜4万円高くなることが多い。
選択の目安:ロック・パワーポップでライブ演奏が中心なら620。スタジオ録音・ジャズ・カントリーなどのクリーントーン重視なら330。ルックスへのこだわりが強いなら360。
リッケン620を選ぶべき人のまとめ
リッケンバッカー620の値段と評判を整理したうえで、このギターを選ぶべき人物像を明確にします。
リッケン620が最もフィットするプレイヤーは、「FenderともGibsonとも違う第三のアイデンティティ」を求めている本格派です。多くのギタリストがFenderかGibsonの二択に収まる中、リッケンバッカーを選ぶことは明確なサウンドポリシーの表明になります。ブリティッシュロック・パワーポップ・ギターポップ系の音楽性を持つプレイヤーには、他では得られない音の個性をもたらします。
投資価値の観点からも、リッケンバッカーは注目に値します。米国ハンドクラフト製造のため生産数が限られており、値段の下落が緩やかです。特にビンテージ市場では価格が上昇傾向にあり、良品の620は資産価値を持つコレクターアイテムとしての性格を持ちます。
一方、汎用性・修理対応のしやすさ・エフェクター親和性を重視するプレイヤーには、FenderやGibsonの方が合理的な選択です。リッケン620はあくまで「特定のサウンドに特化した専門家の道具」として位置づけることで、その価値を最大限に引き出せます。
リッケン620購入チェックリスト:①弾きにくさへの適応期間(2〜4週間)を許容できるか ②対応リペアショップが近くにあるか ③求めるジャンルがリッケンサウンドと合致しているか ④新品定価270,000〜350,000円の予算が確保できるか。4つすべてYESなら、後悔しない選択です。
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