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こんにちは。luxe-guitars.com 運営者のHです。
アコギのカッタウェイはダサいと感じる方は少なくない。しかしTaylorやGibson、Martinといった名だたるハイエンドブランドが、フラッグシップラインにカッタウェイモデルを積極的に設けているのはなぜか。高級アコギの世界では、カッタウェイは演奏性と美観を両立する正統な選択肢として確立されている。
この記事では、カッタウェイがダサいと言われる背景を分析したうえで、玄人が実際に選ぶ高級カッタウェイモデルの特徴・音質・選び方を解説する。カッタウェイ付きアコギの選び方に迷っている方、ハイエンドアコギへの乗り換えを検討している方にも役立つ内容だ。
- カッタウェイがダサいと言われる理由と高級アコギにおける評価
- Taylor・Gibson・Martinが採用するカッタウェイの音質への影響
- 30万円超の高級カッタウェイ付きアコギのおすすめモデル
- カッタウェイの改造・メンテナンスと後悔しないための購入注意点
アコギのカッタウェイはダサい?見た目と実用性を考察

アコースティックギターのカッタウェイとは?
アコースティックギターのカッタウェイとは、ボディの上部が一部くり抜かれたデザインのことを指す。この形状は、主に高音域のフレット(ハイフレット)へアクセスしやすくするために設計されたもので、20世紀半ばにエレキギターの台頭とともに一般化した。
カッタウェイには、大きく分けて「ポインテッドカッタウェイ」と「ラウンデッドカッタウェイ」の2種類がある。ポインテッドカッタウェイは先端が鋭く尖った形状で、エレキギターにも多く見られるデザインだ。一方、ラウンデッドカッタウェイは角が丸みを帯びており、アコースティックギターでは圧倒的にこちらが主流となっている。TaylorやMartinが採用するカッタウェイはほぼラウンデッドタイプだ。
カッタウェイの有無は音の響きにも影響を与える。ボディの面積が小さくなる分、カッタウェイのあるギターは音量がやや控えめになる傾向がある。そのため、音の鳴りを重視するプレイヤーの中には、あえてカッタウェイのないモデルを選ぶ人もいる。しかし近年ではギターの設計や素材の改良により、カッタウェイがあっても十分な音量を確保できるモデルが増えている。
ハイエンドブランドのカッタウェイは単なる演奏補助ではなく、ボディ材の選定・ブレーシングパターンの最適化によって音量ロスを最小化した設計になっている。Taylor 314ceやMartin GPC-16Eがその好例だ。
ギターのカッタウェイはなぜ作られた?
ギターのカッタウェイは、演奏の利便性を向上させるために設計された。特にハイフレットへのアクセスを容易にすることが主な目的で、もともとエレキギターの発展と密接に関係している。一般的なアコースティックギターでは12フレットや14フレット以上の音域が押さえにくくなるが、ボディの一部をくり抜くことで高音域を多用する演奏スタイルに対応できるようになった。
歴史的には1950年代のGibsonやGuildが先駆けとなり、アコースティックギターにもカッタウェイを採用し始めた。ジャズ奏者やソロ演奏家がハイフレットのメロディを弾く需要が高まり、徐々に市民権を得ていった経緯がある。現在ではTaylor Guitarが積極的にカッタウェイラインを展開しており、Grand Concert(GC)シリーズやGrand Auditorium(GA)シリーズの多くにカッタウェイモデルが用意されている。
ソロギターやフィンガースタイル奏法ではカッタウェイが適している場面が多い。高音域でのメロディ演奏が必要な場合、カッタウェイのないギターでは届かないフレットポジションも、カッタウェイがあれば自然な指の角度でアクセスできる。
アコギの凹んでいる形には理由がある?
アコースティックギターのボディが凹んでいる形状、つまりカッタウェイデザインには明確な理由がある。最も大きな目的は高音域のフレットへのアクセス向上だ。12フレット以降の演奏が難しくなる一般的なアコギに対し、カッタウェイを採用することで指板の高い位置まで手が届きやすくなる。
デザイン面でもカッタウェイは一定の地位を確立している。特にモダンなギターラインでは、スタイリッシュな外観を演出するためにカッタウェイが取り入れられることが多い。エレキギターを主に演奏していたプレイヤーがアコースティックに持ち替える際も、カッタウェイの形状は親しみやすく、演奏感覚が近いと感じられる。
一方で、カッタウェイにはデメリットもある。ボディの一部を削ることで共鳴空間が減少し、音量や響きに影響を及ぼすことがある。深い低音や豊かな響きを求めるプレイヤー、特にフラットピッキングやブルーグラス奏法では、ノンカッタウェイのドレッドノートが依然として主流だ。伝統的なフォークギターやクラシックギターでもノンカッタウェイが基本となっている。
カッタウェイとクラシックギターの違い
カッタウェイとクラシックギターの最大の違いは、ボディ形状と演奏スタイルにある。カッタウェイは主にスチール弦のアコースティックギターに見られる特徴で、高音域の演奏を容易にするためにボディの一部が削られている。一方、クラシックギターはナイロン弦を使用し、伝統的なフルボディのデザインが一般的だ。
音質面でも両者は明確に異なる。カッタウェイ付きアコースティックギターは高音域でのクリアな音が出しやすく、ソロ演奏やカッティングプレイに向いている。クラシックギターのノンカッタウェイ設計は最大限の共鳴空間を確保し、温かみのある豊かな音色を生み出す。
クラシックギターとアコースティックギターの弦の違いも演奏感に影響を与える。クラシックギターのナイロン弦は柔らかく指への負担が少ないため、指弾き主体の奏法に適している。スチール弦を使用するカッタウェイ付きアコギは、力強いストロークやアルペジオに向いており、より明るくシャープな音が特徴だ。
どちらを選ぶかは演奏スタイルや音楽ジャンルによる。クラシックギターはクラシック音楽・ボサノバ・フラメンコに、カッタウェイ付きアコースティックギターはポップス・ロック・ジャズなど幅広いジャンルで活躍する。
アコギのカッタウェイはダサい?玄人が語る高級モデル選び

アコギとエレキ、どっちが難しい?
アコースティックギターとエレキギターの難易度は、演奏スタイルや習得する技術によって異なる。一般的に、初心者にとって最初のハードルとなるのはコードの押さえやすさや弦の硬さだ。アコースティックギターはスチール弦を使用していることが多く、弦のテンションが強いため指の力が必要になる。また弦高(弦と指板の距離)も比較的高く設定されているため、コードを押さえるのに慣れるまで時間がかかることがある。
一方、エレキギターは弦のテンションが低めで指への負担が少ない。ネックも一般的に細めで、コードを押さえる際の負担も軽減される傾向がある。しかしエレキギターはアンプやエフェクターの操作を理解しなければならず、音作りやセッティングの知識が求められる。
演奏するジャンルによっても難易度は変わる。アコースティックギターはコードストロークやアルペジオの技術が重視され、安定したリズム感が必要だ。エレキギターは速弾きや複雑なリードプレイを求められることが多く、スケールやフィンガリングのテクニックを磨く必要がある。
結論として、アコースティックギターは弦の硬さや弦高の影響で始めは難しく感じるが、機材の管理がシンプルなため演奏自体に集中しやすい。エレキギターは演奏しやすいものの、音作りや機材の調整に手間がかかる。それぞれの特徴を理解した上で、自分のスタイルに合った楽器を選ぶことが重要だ。
アコギのトップが膨らむ湿度は?
アコースティックギターのトップが膨らむ主な原因は湿度の変化だ。木材は湿気を吸収しやすいため、湿度の高い環境ではギターのトップが膨らんでしまうことがある。一般的にアコースティックギターに適した湿度は40〜50%程度とされているが、湿度が60%を超えると木材が膨張し、ボディの形状に影響を与える可能性がある。
湿度が高くなると、ギターのトップ(表板)が膨らむだけでなく、ネックの反りやブリッジの浮きといった問題も発生しやすくなる。これによって弦高が高くなり、演奏しづらくなることがある。特に梅雨や夏場は湿気が多く、カッタウェイ付きのギターも含めてすべてのアコギで湿度管理が重要になる。
湿度による影響を防ぐための対策:
- 除湿剤を使用する:ギターケース内にシリカゲルなどの除湿剤を入れることで湿度をコントロールできる。
- ギターケースで保管する:ハードケースや湿度調整機能のあるケースを使用することで、湿気の影響を最小限に抑えられる。
- 室内の湿度管理をする:湿度計を用いて定期的に湿度を確認し、除湿器やエアコンを活用して適切な湿度を維持する。
高級ギターほど繊細な木材を使用しているため、Taylor 814ceやMartin D-28クラスのギターは湿度管理を怠るとリペアコストが跳ね上がることを忘れないようにしたい。
カッタウェイのあるアコギおすすめ高級モデル
カッタウェイ付きアコースティックギターのなかで、玄人が実際に選ぶ高級モデルを価格帯別に紹介する。いずれも国内外の楽器店で高い評価を受けているモデルだ。
Taylor 314ce(実勢価格:25〜30万円)
テイラーのミドルグレードながら、スプルーストップ+サペリサイドバックの組み合わせで明るく伸びやかなサウンドを実現。テイラー独自のES2ピックアップシステムを搭載しており、アンプライブでもクリアな音を出せる。カッタウェイモデルの入門としてこれを選ぶ玄人は多い。
Taylor 814ce(実勢価格:50〜65万円)
テイラーのフラッグシップに位置するカッタウェイモデル。engelmann spruceトップ+インディアンローズウッドサイドバックという最高クラスの材を用い、豊かな低音と輝くような高音が共存する。ライブ・レコーディング両方で長年使えるモデルだ。
Gibson J-45 Cutaway Standard(実勢価格:30〜35万円)
ウォームなトーンで知られるJ-45のカッタウェイ仕様。アディロンダックスプルーストップと指板のローズウッドが豊かな中音域を生む。シンガーソングライターが長年愛用するストロークに強いモデルで、バランスの取れた音づくりが特徴だ。
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Martin GPC-16E(実勢価格:20〜25万円)
マーティン伝統のサウンドをカッタウェイで体験できる実力派。オール・シカモア(ライトウッド)の設計で軽量ながら音の立ち上がりが早く、フィンガーピッキングにも強い。Fishmanピックアップ搭載でライブ対応も万全。
より詳しい高級アコースティックギターの比較については、テイラーとマーティンの違いを徹底比較!プロが選ぶ1本の基準もあわせて参照してほしい。
カッタウェイモデルは一般的に同グレードのノンカッタウェイより2〜5万円高く設定される傾向がある。音量の差は熟練プレイヤーでも体感できるレベルではないため、ハイフレット演奏の頻度が少ない場合はノンカッタウェイのほうがコストパフォーマンスに優れる場合もある。
アコギ カッタウェイ 改造は可能?
アコースティックギターのカッタウェイを後から改造することは技術的には可能だが、慎重に検討する必要がある。カッタウェイの改造はギターのボディの一部を削る作業となるため、音の響きや構造に大きな影響を与える可能性がある。
カッタウェイ加工を行うにはギターのボディを部分的に切り取ることになる。この作業には専門的な知識と技術が必要で、素人が行うとボディの強度が低下し、最悪の場合はギターが使用不能になることもある。改造を考えている場合は、信頼できるリペアショップやルシアー(ギター製作家)に相談することが必須だ。
また、カッタウェイを追加することでギターの音響特性が変化する点も考慮しなければならない。ボディの共鳴空間が減少し、低音の響きや全体の音量に影響を与える可能性がある。特に元々カッタウェイのない設計のギターに改造を施すと、音のバランスが崩れることがあるため、音質を重視する場合は慎重に判断するべきだ。
現実的な選択肢として、改造ではなく新たにカッタウェイ付きのギターを購入することを検討したい。30万円前後の予算があれば、前述のTaylor 314ceやMartin GPC-16Eクラスの良質なカッタウェイ付きモデルが手に入る。
ヴィンテージアコギや希少モデルへのカッタウェイ改造は資産価値を大幅に毀損する可能性がある。改造前に楽器の市場価値を必ず確認すること。
フローレンスカッタウェイとは?
フローレンスカッタウェイとは、ギターのデザインや構造に関連する一般的な用語ではなく、特定のブランドやモデルを指すものではない。そのため、多くのギタリストにとって馴染みのない言葉かもしれない。
一般的に「カッタウェイ」はギターのボディ形状の一種を指す。カッタウェイは、ギターの高音域(ハイフレット)に手が届きやすくするためにボディの一部がくり抜かれたデザインだ。エレキギターやアコースティックギターの一部のモデルに採用されており、演奏の自由度を高める重要な要素となっている。
「フローレンス」という名称は地名や個人名として使われることが多く、ギター関連の専門用語としては特に一般的ではない。もし「フローレンスカッタウェイ」に関する具体的なギターやブランドがある場合、それは特定のメーカーや個人が使用している可能性があるため、詳細を調べる必要がある。
トランスアコースティックギターのデメリット
トランスアコースティックギターは、エフェクト機能を内蔵しアンプなしでリバーブやコーラスを楽しめる革新的な楽器だ。ヤマハが世界に先駆けて実用化し、現在ではいくつかのモデルにカッタウェイ仕様も用意されている。ただし、いくつかのデメリットも存在する。
まず、価格が高めに設定されている点だ。通常のアコースティックギターと比較すると、内蔵エフェクトや電源システムの影響でコストが上がり、エントリーモデルでも15〜20万円程度になる。
次に、バッテリー管理の必要性だ。演奏中にバッテリーが切れるとエフェクト機能が使用できなくなる。定期的にバッテリーの残量を確認し、予備を携行することが推奨される。
音質面では、通常のアコースティックギターに比べて共鳴の自由度が制限される場合がある。内部にエフェクト機構を搭載しているため、純粋な生鳴りの音とは異なり、ギター本来の響きを求めるプレイヤーには物足りなさを感じることがある。
修理やメンテナンスの際に専門的な知識が必要になる点もデメリットの一つだ。電気系統が組み込まれているため、トラブルが発生した際に一般的なリペアショップでは対応できないケースがあり、メーカー修理が必要になることもある。
高級カッタウェイ付きアコギ全般の詳しい比較は高級アコースティックギターおすすめ|100万超の名機10選も参考にしてほしい。
アコギのカッタウェイはダサいという誤解を総括する
カッタウェイがダサいという議論は、主にトラッドなフォーク・ブルーグラス奏者の「フルボディで鳴らしてこそアコギ」という美学から生じている。しかしハイエンドの世界では、カッタウェイは演奏性を拡張するための正統な手段として定着している。
- アコースティックギターのカッタウェイはハイフレット演奏を容易にするために設計されたデザイン
- カッタウェイには「ポインテッド」と「ラウンデッド」の2種類があり、アコースティックギターでは後者が主流
- カッタウェイの有無は音量や響きに影響するが、高級モデルでは設計の工夫でこの差を最小化している
- Taylor 314ce・814ce、Gibson J-45 Cutaway、Martin GPC-16Eが玄人に評価される定番モデル
- 同グレードのカッタウェイ vs ノンカッタウェイは、ハイフレット演奏の頻度で選ぶのが合理的
- カッタウェイの後付け改造は音質・価値の両面でリスクが高く、新規購入が現実的
- トランスアコースティックギターのカッタウェイモデルは価格・バッテリー管理の考慮が必要
- カッタウェイがダサいかどうかは個人の美学であり、演奏スタイルに合わせた選択が最優先
カッタウェイ付きの高級アコギ購入を検討している方は、まずはアコースティックギター主要メーカー格付けと選び方ガイドで各ブランドのポジションを確認してほしい。
