レッドスペシャル系のギターが弾きにくいかは、対象モデルと、ネックの幅・厚み、弦高、スケール、スイッチ操作を分けて判断します。Brian May本人のオリジナル、BMG Special、BMG Superは同じ仕様ではありません。市販品の比較では、まずモデルを特定します。
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オリジナルと市販BMGを混同しない
外観が似ていても、木材、ネック、ブリッジ、トレモロ、製造の仕様はモデルで変わります。「レッドスペシャル」という名称だけで、すべてが同じ材や構造だと説明することはできません。
Brian May Guitarsの公式仕様表では、SpecialとSuperがそれぞれ掲載されています。本記事の数値比較は、2026年10月2日に確認したこの市販モデルの仕様を対象とします。本人のオリジナルや、別メーカーのレプリカ、中古の改造品へそのまま当てはめないでください。

SpecialとSuperの弾き心地に関わる仕様
| 項目 | BMG Special | BMG Super |
|---|---|---|
| スケール | 610mm/24インチ | 610mm/24インチ |
| フレット | 24フレット+ゼロフレット | 24フレット+ゼロフレット |
| 指板R | 250mm/9.8インチ | 184.2mm/7.25インチ |
| ネック幅の公表値 | ナット位置45mm | ゼロフレット位置46.6mm |
| 12フレット位置の幅 | 53mm | 52.4mm |
| ネック厚の公表値 | 1フレット22mm、12フレット24mm | ゼロフレット25.8mm、12フレット29mm |
低いポジションの幅と厚みは、公式表の測定位置が異なります。そのため、45mmと46.6mm、22mmと25.8mmを、完全に同じ位置での差として計算しません。握り心地の比較では実物を確認します。12フレット位置の数値だけでも、幅と厚みが同じ方向に変わっていないことが分かります。
SpecialとSuperはどちらも24インチスケールです。24フレットあることは、高い音域まで弾けるフレット数の話であり、それだけで低いポジションのフレット間隔が広くなるわけではありません。同じスケールなら、フレット位置はそのスケールを基準に決まります。

ネック幅・厚み・弦高を別々に試す
弾きにくさを確認するなら、普段使うギターと同じフレーズで、低いポジションのコード、中域の運指、高いポジションへの移動を試します。指の届き方だけでなく、親指の位置と手首の角度、隣の弦への触れ方を観察します。
幅のあるネックが必ず不向き、短いスケールなら必ず弾きやすい、とは言えません。弦のゲージとチューニング、弦高、ネックの状態も押弦感に影響します。比較時は、それらの条件を販売店に確認してください。
中古では、調整不足による押さえにくさと、モデル本来の形状への好みを分けます。フレットの摩耗、ネック、ゼロフレット付近、調整履歴も確認します。極端な弦高を、ネック幅だけの問題として判断しないでください。
スイッチ操作と音量の扱いも試奏する
BMG Specialの公式サポートは、ピックアップやスイッチの扱いを確認する資料です。一般的なセレクターとは操作が異なるため、ピックアップのオン・オフと位相の切替を分けて覚えます。
試奏では、よく使う音の組合せから別の組合せへ、演奏中に手を動かせるか確認します。スイッチへ慣れる必要があることと、ネックが弾きにくいことは別です。普段のギターから持ち替える予定なら、音量操作とスイッチ位置の両方を比較します。
トレモロについても、SpecialとSuperの構造を一つの説明に混ぜません。操作感だけでなく、調整とメンテナンスの相談先、購入した実物の状態を確認します。
購入前はモデル・調整・用途をそろえる
- 販売されているモデル名と年式、仕様変更の有無を確認します。
- 弦のゲージ、弦高、ネックとフレットの状態を確認します。
- 普段の演奏フレーズを低・中・高ポジションで試します。
- スイッチとトレモロを、自分の用途に合わせて確認します。
- 購入後の調整費、保証、修理窓口を含めて比較します。
本人のオリジナルの価格や将来の資産価値を推測して、市販品の弾き心地を判断する必要はありません。確認したいのは、自分が買うモデルの仕様と、その実物で普段の演奏がしやすいかです。
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